Amazon Connect Tasksでタスク作成時、即タスクが終了してしまう原因

Amazon Connect Tasksでタスク作成時、即タスクが終了してしまう原因

Clock Icon2025.01.21

はじめに

問い合わせコントロールパネル(CCP)を開いてタスクを作成すると、「タスクを承諾」と「タスクの拒否」の選択ボタンが一瞬表示されます。
しかし、ユーザーが操作を行わない状態でも、直後に以下のエラーが表示され、タスクを承諾できない状況が発生します。

CCPには以下の表示がされます。

実行できなかったタスク
このタスクが終了するまで、それ以上の連絡先を受け入れることはできません。

この現象の具体的な流れは以下の通りです。

  1. CCPの初期画面
    cm-hirai-screenshot 2024-12-24 11.20.35
  2. タスク作成画面
    cm-hirai-screenshot 2024-12-24 11.20.53
  3. タスク受け取り失敗時のエラー画面
    cm-hirai-screenshot 2024-12-24 11.20.25

タスクテンプレートでは、「Default agent transfer」フローに遷移するよう設定しています。
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対処方法

タスクは以下のいずれかに該当すると終了します。

1 つのタスクの所要期間は、最大 7 日間です。タスクは以下のいずれかに該当すると終了します。
・エージェントがタスクを完了する。
・フローが、切断/ハングアップ ブロックを呼び出しタスクを終了する。
・タスクで制限の 7 日間が経過する。
・を使用してタスクを終了しますStopContactAPI。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/connect/latest/adminguide/tasks.html#when-do-tasks-end

本事象について調査したところ、コンタクトの検索ページで該当タスクのコンタクトIDを確認したところ、切断の理由に「問い合わせフローの切断」と記録されていました。

cm-hirai-screenshot 2024-12-16 8.45.00

この原因を調査するため「Default customer queue」フローを確認したところ、「切断/ハングアップ」ブロックが設定されていることがわかりました。
これは、タスクが終了する4つの条件のうちの1つに該当します。

このブロックの存在が、コンタクトの詳細で確認された「問い合わせフローの切断」という切断理由の原因でした。

cm-hirai-screenshot 2024-12-16 10.08.19

今回の事象の流れは、以下の通りです。

  1. ユーザーがCCPでタスクを作成
  2. 「Default agent transfer」フローに遷移
  3. 「Default customer queue」フローに遷移
  4. 「Default customer queue」フローに「切断/ハングアップ」ブロックが存在したため、タスクが終了

この問題を解決するには、「Default customer queue」フロー内の「切断/ハングアップ」ブロックを「終了フロー/再開」ブロックに変更します。

この修正により、タスクが意図せず終了することを防ぎ、エージェントが正常にタスクを処理できるようになります。

cm-hirai-screenshot 2024-12-16 10.08.30

上記の修正(「切断/ハングアップ」ブロックから「終了フロー/再開」ブロックへの変更)を実施後、CCPから再度タスクを作成したところ、以下の画像のように正常にタスクを承諾できるようになりました。

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